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注文住宅でよくある相談まとめ!

自分だけのオリジナルな家が欲しいと考えたとき、まず「どんな家に住みたいのか」インターネットで画像を検索したり、住宅情報誌を買って読んだりなど、イメージ作りからはじまります。家づくりを具体的に進めて行くうちに土地の選び方や、予算の立て方、依頼する会社の選び方など相談したいことがどんどん増えてきます。今回は、自分だけの家づくり(注文住宅)でよくある相談とその回答をまとめました。

「家族だけの理想のマイホームを建てたい!」と思い立っても、「何から始めたらよいのか分からない…」と思っている方って意外と多いのではないでしょうか?建てたい家のイメージ画像を集めてワクワク感も高まる一方、そもそもどこに家を建てるのか、その土地はどう探せば良いのか、そしてどこの会社に依頼すればよいのか…、家づくりを進める上での段取りが分からず、足踏み状態の方も多いと思います。

家づくりを思い立ってから憧れのマイホームに入居するまでには、「準備期間」「契約~着工」「着工後」「完成後」の4つの期間に分けられます。家を建てると決めてから、入居するまでにかかる時間は、平均10ヵ月くらいで、長くて1年近くもかかる場合もあります。まずは、準備から入居までの全体像をつかんでおきましょう。それぞれの期間で、具体的にすべきことを図でまとめると、以下のようになります。

準備期間3~12カ月間

  • どんな家にしたいのか明確にする
  • 資金計画を立てる
  • 住宅展示場・モデルハウスを見学する
  • 依頼する会社を決める
  • 土地を探す(土地がない場合)
  • 土地の敷地調査を行う

契約〜着工3~6カ月間

  • 建築を依頼する会社と契約する
  • 設計プランを決める
  • 間取り・内装・外装の打ち合わせ
  • 住宅ローンの申請・契約を行う
  • 土地の売買契約する(土地がない場合)

工事着工後3~6カ月間

  • 地鎮祭や上棟式を行う(必要な方のみ)
  • 近隣への挨拶を行う
  • 工事の進捗を確認する
  • 壁紙・カーテンなどを決める打ち合わせを行う

完成後工事完了

  • 完成立ち会い
  • 第三者機関による完了検査
  • 引き渡し
  • 支払いを開始する

予算の立て方を教えて!

注文住宅は、施主のこだわりの強さによって費用が変わってきます。その前に準備期間では、いくらの予算で建てるのか計画を立てる必要がありますが、どのように予算を立てたら良いのでしょう。そもそも予算とは、最初に支払う「頭金」と、「住宅ローンの借入額」を足したものが「予算」になりますが、いくらでローンを組めば良いのか分からないため、「目安」が知りたいのではないでしょうか。

目安を知る方法として、現在、賃貸アパート、またはマンションに暮らしているなら、毎月支払っている家賃から想定することができます。(1)毎月の家賃から「年間の支払い総額」を計算し、(2)住宅ローンを組む「年数」を決めて、(3)ボーナス払い(4)頭金を加えることで、新築の住宅購入に必要な予算の目安が分かります。

ここでは、毎月8万円~10万円の家賃を支払っていると仮定し、35年ローン、頭金200万円で計算してましょう。また、ボーナス払いは年に2回(1回10万円)として計算いたしました。35年でローンを組んだ場合、10万円×2回×35年=700万円になります

(1) 家賃から年間で支払い総額を計算する

8万円の場合 : 8万円×12か月=96万円(年間)
10万円の場合 : 10万円×12か月=120万円(年間)

(2)住宅ローンを組む年数を決める

8万円の場合 : 8万円×12か月=96万円(年間)×35年=3,360万円
10万円の場合 : 10万円×12か月=120万円(年間)×35年=4,200万円

(3)ボーナス払いを追加

8万円の場合 : 3,360万円+700万円(ボーナス払い額)=4,060万円
10万円の場合 : 4,200万円+700万円(ボーナス払い額)=4,900万円

(4)頭金のご用意がある場合は上記に追加

8万円の場合 : 4,060万円+200万円=4,260万円
10万円の場合 : 4,900万円+200万円=5,100万円

上記の家賃8万円~10万円と仮定すると、4,260万円~5,100万円が予算の目安になります。銀行の審査によりご希望の借入額に届かないケースもありますので、詳しくは、建築会社スタッフに相談してみましょう。

頭金はいくらあればよい?

ところで頭金はいくら用意すれば良いのでしょう。頭金とは、住宅ローンを使わずに支払う現金のことです。頭金が多ければ多いほど、住宅ローンで借りる金額も少なくなるので、月々のローン返済額が減って、返済期間も短くなるので楽になります。予算の立て方で参考にした、フラット35の利用調査では、購入者の年収や、住宅のグレードによって頭金も変わるものの、平均で住宅購入額の10~20%を頭金としているようです。4,000万円で購入するなら、400~800万円くらいになります。また、最近では住宅ローンの金利も低いため、借入額の多い方がローン減税でお金が戻ることもあります。借入金額が5,000万円以下の場合は、頭金を少なくした方が良いでしょう。このような住宅ローン減税制度がある中では、頭金を多くし過ぎず、減税効果がある借入金額までは借りて、減税期間終了後、手元にある資金で臨機応変に繰り上げ返済する方法がおすすめです。実際にはご自身の予算に合わせて、どの程度の頭金が必要か、建築会社に相談してみましょう。

※出典元:フラット35利用者調査(2019年度)

依頼する会社の選び方が知りたい

注文住宅は、自分たちが理想とする家をゼロから作ります。家が完成するまで1年近くの長丁場になりますので、その間、親身になって付き合える会社と出会えるかどうかが、家づくりを成功させるカギになります。また、家づくりは完成がゴールではありません。完成後も長く住み続けるためのメンテナンスも重要ですので、家を作っている間は当然のこと、その後も長く付き合える会社を選ぶことが大切です。とは言っても、数ある中から信頼できる1社を選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。まずは、注文住宅が作れる会社について紹介します。

工務店

工務店は、狭い営業エリアで地域に密着した建設会社です。お客さまとの距離感も近く、何か困りごとがあったらすぐに対応するスピードの良さが特徴で、注文住宅の建築にも対応してくれます。施主の好みや細かい要望にも応えて設計してくれるので、自由度が高い家づくりができます。会社を大々的にPRするために費用をかけておらず、その分、建築費を安く抑えられるメリットがあります。

設計事務所

設計事務所は、建築家がいる法人のことです。一人で活動する個人事務所もあれば、複数の建築家が集まって経営する事務所もあります。建築士の資格を持っているので、設計事務所に依頼するメリットに、デザイン性の高さがあります。デザイン性といっても、見た目の良さはもちろんのこと、設備の使い勝手の良さも兼ね備えた、家という一つの「空間デザイン」の質の高さが特徴です。

ハウスメーカー

設計・工事の両方を行います。デザインや間取りを事前に設計し、その組み合わせによって間取りを決めます。耐震性・断熱性・耐久性など研究にも経費をかけて快適で安心な家づくりを目指しています。

依頼する会社の選ぶポイント

住宅会社を選ぶときは、人によって選ぶ基準も違うでしょう。見た目のデザイン性や、設備の充実度も大切ですが、長く安全に住めることが大切ですので、どんな作り方をしているのか耐震性などの安全性は大丈夫か完成後のメンテナンスは何をするのか、の3つの視点で選びましょう。家を作ることは、その会社の家を建てる技術力が問われます。その根拠になるのが、その会社の実績やノウハウです。工法や安全性、メンテナンスなど、自分の建てたい家にマッチする技術をもつ会社が見つかれば、依頼先の候補になります。

住宅は見た目や設備の性能も大切!
しかし、最も重要なのは近年頻発する地震や余震にも耐えられるかどうか

住宅の購入は人生で最も高い買い物です。一度買うと決めたからには、絶対に失敗はしたくないものです。「思い描いていたイメージと違う…」「もっと間取りをこうすればよかった…」など思いたくないものです。自分の目でしっかり確かめて納得したいなら住宅展示場へ行くことをおすすめします。外観、内観、間取り、インテリア、住宅設備、生活動線などが確かめられます。

耐久性の高い家づくりで静岡県住宅建築実績20年間累計No.1

セキスイハイム東海の家づくりの特長は、「耐震性の高さ」にあります。住宅をユニットで分けて溶接して繋げる構造になっているため、地震が来ても、住宅にかかる力が分散され、耐震性に優れているのが特長です。住宅は見た目や設備の使い勝手の良さも大切ですが、近年頻発する大型地震や余震も続く状況を考えると、繰り返してやって来る地震に耐えられる構造かどうかが最も重要です。

丈夫で長持ちする家を選ぶなら、住宅購入費の安さだけで決めないことをおすすめします。というのも、住宅は建てた後もお金がかかるからです。安さが魅力的でも、住んでみたら気密性が低く、毎月の光熱費が以前よりも増えてしまった…というケースもよくあります。住宅は価格の安さだけで決めずに、購入した後にかかるお金のことも考えて選ぶことが大切です。

セキスイハイム東海の住宅は、丈夫で長持ちが最大の特長です。購入後にかかる費用も抑えられるため、60年という長い目で見ればコストパフォーマンスにも優れています。静岡県での住宅建築実績が20年間累計No.1(2003年4月~2023年3月実績)でいられるには、こうした理由があります。

実際の住宅が見学できる展示場を県内各地にご用意していますので、「丈夫で長持ちする住宅を自分の目で確かめたい!」という方は、現在お住まいの地域の展示場で、実際の住宅をお確かめ下さい。見学はWEBサイトからでもご予約できます。

土地の探し方はどうすればよい?

住みたいエリアがある程度絞り込めたら、今度は具体的にどこの土地にするかを決めなければなりません。土地を探す方法にはいくつかあります。

(1)自分で探す方法

住んでみたい土地をインターネットで見つけ、実際にその土地に行ってみて、土地の状況や周辺環境を自分でチェックします。実際に確かめて自分が建てたい条件に見合ったら、その土地に建ててある看板の連絡先に問い合わせてみましょう。

(2)不動産会社に連絡する方法

住みたいエリアにある不動産会社をインターネットで探し、予算などを伝えて希望に合った物件を紹介してもらう方法です。

(3)ハウスメーカー・工務店に相談する方法

自分の希望を叶えてくれる依頼会社を先に決めます。ハウスメーカーや工務店では、家を作るだけでなく土地探しも手伝ってもらえるので、土地探しと家づくりを一緒に相談できるのでスムーズに進みます。

土地の探す際のチェックポイント

住みやすい土地を探す際には、その周辺環境もチェックしましょう。毎日の暮らしが、新しい家からスタートします。暮らしやすい環境が整っているかどうかも肝心ですので、特に下記のポイントに絞ってチェックしてみましょう。

土地の探す際のチェックポイント
  • 通勤・通学で利用する路線はどこか
  • 最寄り駅まで徒歩で移動が可能かどうか、バス利用なら何分かかるか
  • スーパーやコンビニ、ショッピングセンターなどの商業施設が近くにあるか、移動時間はどの位かかるか
  • 内科・小児科などの病院、郵便局、銀行などの医療・公共施設が近くにあるか

注文住宅で節約する方法はある?

注文住宅は購入のタイミングが大切です。なぜなら、住宅ローンの返済年数が関わってくるためです。住宅ローンを組む際には、「何年で返済するのか?」その期間を設定します。だいたい30~35年が一般的ですが、ローンを組む年齢が遅くなるほど、つまり住宅の購入をためらって、先延ばしにするほど、30~35年後の時点で、「自分が何歳になっているのか?」「その時点で支払いが安定して継続できるのか?」ちょっと不安になります。購入するなら、少しでもローン返済の負担を軽くしたいと思うのは当然のことです。そこで、注文住宅で、自分の希望を叶えつつも、費用を最小限に抑えるポイントを紹介します。

見積りの見方を教えて

土地も見つかり、自分の家をどう作りたいのか建築会社に依頼しました。そこで気になるのは、やはり「費用」。自分の希望は伝えたものの、果たして予算内で済むのかどうか気がかりですよね。後日、建築会社より建築プランと見積書が提示されますが、見積り項目が多すぎて、「何にいくらかかっているのか」建築の素人には分かりにくいものです。そこで、ここでは見積書の見方(注文住宅の建築費)について解説いたします。

見積書の全体像について

見積書には、建築にかかる費用が全て記載されます。見積書には(1)本体工事費(住宅の建築にかかる工事)、(2)住宅に住めるように整える付帯工事費(住宅に住めるように整える工事)(3)諸費用(その他係る費用)の3つで構成されます。それぞれの具体的な内容については以下の通りです。

表1.見積項目について
大項目 項目 詳細 費用 備考
本体工事費用 基礎工事 住宅の構造全体を支える基礎部分 約70%  
木工工事 住宅の構造となる部分の組み立て
外装工事 外壁塗装など
内装工事 床のフローリング、天井の装飾など
屋根・板金工事 屋根瓦、雨どいなどの取り付け
建具工事 ドアや障子などの取り付け
設備工事 バス、キッチン、トイレなどの取り付け
配線・配管工事 電話線、水道、ガスなどの配管
付帯工事費用 解体工事 既に土地を持っており、住宅の建て替えを行う場合 約20% 土地によっては地盤調査、土地改良工事費が必要になる場合もあります。
給排水工事 水道管の設置や排水にかかる工事
外構工事 駐車場や玄関までのアプローチの設置
空調設備工事 エアコンなどの取り付け
諸費用 住宅ローン手数料 住宅ローンを組む際にかかる事務手数料など 約10% 建築士や設計事務所に依頼した場合、別途、設計費がかかるケースもあります。
税金 登記のため登録免許税、不動産取得税、印紙税など
建築確認等申請費 建築基準を満たしているか確認を受ける時に必要な申請費

見積書でチェックすべきこと

上記で紹介したように、見積書に記載される項目は非常に多いのが特徴です。自分の希望がしっかり見積に反映されているかどうか、見積書で確認しつつ、担当営業者にも質問しましょう。また、見積書内に、「●●一式」、とか「標準仕様」という表記があったら、そのまま見過ごしをせず、「●●一式とは、具体的にどんな費用なのか?」「標準仕様って、どんな仕様なのか」、詳細をたずねてみましょう。標準仕様なら、その設備のメーカーカタログを見せてもらったり、実物をショールームで見せてもらったりなど、自分の目でも確かめてみましょう。

もしも予算オーバーしていたら…

注文住宅は、自分にとって理想の家を作ることですので、いろいろと夢も膨らみ予算がオーバーしてしまうこともあるでしょう。その際には、費用の見直しをしなければなりませんが、優先順位の低いものから見直すのがポイントです。基礎工事や木工工事は、家のベースに関わる工事で、優先順位も非常に高いため避けましょう。配管や断熱材の品質の見直しも、一度完成したら変更はききませんのでおすすめできません。注文住宅の建築コストの節約でも紹介しましたが、見た目のデザイン性や機能性などは、見直しをすることで費用が抑えられる項目です。どの部分のコストを下げるかを家族で話し合い、いくらコスト削減できるのか、営業担当者にも相談してみましょう。

費用を抑えるポイント
  • 建物や屋根の形をシンプルに
  • 住宅設備のグレードや取り付け数を減らす
  • 間仕切りを減らして間取りをオープンに
  • 造り付け家具をやめて置き家具へ
自宅に居ながらでも家づくりの相談ってできない?

住宅を一度買うと決めたからには、絶対に失敗はしたくないものです。「思い描いていたイメージと違う…」「もっと間取りをこうすればよかった…」など思いたくないですよね。住宅の購入を成功させるには、まず購入者自身が、家づくりに詳しくなることです。インターネットでは、家づくりに関するあらゆる情報を見ることができます。しかし、家づくりをもっと具体的に進めたいなら、インターネットにある情報を一方的に受け取るだけでなく、こちらから聞いてみたいことや相談したいことがあるはずです。しかし、昨今のコロナ感染防止が叫ばれる中、できれば自宅でも気軽に家づくりの相談がしたいものです。

セキスイハイム東海では、ご自宅に居ながらでも家づくりの相談ができるサービスを無料で行っています。「土地の探し方」「自分にあった間取りの作り方」「家づくりにかかる費用」など、家づくりに必要な疑問にお答えします。また「こんな家にしたい!」というご希望があれば、

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