家族みんなが心地よく過ごせる家を目指してスタートしたMさま邸の家づくり。照明計画からインテリアまで細部にこだわり、美しさと快適さを両立させた空間が完成しました。“好き”を集めてつくりあげた理想の住まいについて、お話を伺いました。
- 鉄骨
- 子育て
照明やインテリアへのこだわりが形に
美しい光とぬくもりが包むモダンな家
勉強に集中、趣味も満喫
家族みんなの時間が輝く住まい
以前から「いつか自分好みの家を建てたい」と思っていたMさま。しかし、母親がひとりで暮らす実家を建て替える案もあり、なかなか踏み切れずにいました。そんなとき、実家の隣の土地を購入しないかという話が舞い込み、「理想を形にするチャンスだ」と土地の購入を決意。当時は2LDKのアパート暮らしで、高校生の子どもたちには個室がなく、学習環境を十分に整えられなかったことも悩みのひとつでした。「家族みんなが自分の時間を大切にできるよう、それぞれの個室をつくりたい」という思いから、家づくりがスタート。
最初に訪れたのは、セキスイハイムの住宅展示場。冬の寒い日にもかかわらず、足元からふんわりと暖かい空気が広がる「快適エアリー」に驚いた奥さまとご長女は、「何この暖かさ!?」といたく感動したそうです。「ほかの会社を回る前でしたが、気持ちはもうハイム一択でした」と笑う奥さま。他の選択肢も検討したご主人も、「エアコンが壁に露出しない空間の美しさも決め手のひとつになった」と話します。こうしてMさまご家族の理想の家づくりは、ハイムとともに歩み始めました。
電気工事の仕事をするご主人は、照明へのこだわりが並々ならぬ方でした。「主照明を使わず、間接照明だけで明るさを保ちたい」という要望に、インテリアコーディネーターの寺田が寄り添いました。何度も打ち合わせを重ね、ダイニングからリビングの壁際にかけてL字型に下り天井を設け、間接照明を仕込むことを提案。普段はやわらかな光が空間を包み、来客時や手元に明かりが欲しいときだけダウンライトをつけるスタイルです。「調光もできるし、夜も間接照明だけで十分明るく、雰囲気がとてもいいんですよ」と奥さまもご満足のご様子。
広々としたLDKを実現するため、通常より10センチ高い天井高を採用し、開放感あふれる大空間が実現。実家が隣接する敷地条件を踏まえ、家の南側に駐車スペースを設けることで、光を取り込みながら広がりを感じる空間に仕上げました。LDKと和室の間仕切りも、当初の木格子案からガラス間仕切りへ変更。「キッチンから和室が直接見えないのがお気に入りです。主人もプロと一緒にイメージを形にしていく過程を楽しんでいました」と奥さまが振り返ります。
LDKでひときわ目を引くのが、セラミックトップのシステムキッチン「リシェル」。ご主人と娘さんたちが一目ぼれしたお気に入りです。週末になると、ご主人がローストビーフや漬けマグロといった本格的な料理を振る舞い、家族みんなでキッチンを囲みながらにぎやかに過ごしています。「以前の家は狭くて、みんなで料理するなんて考えられなかったんです」と奥さま。今ではその光景を眺める時間が何よりの楽しみなのだとか。
ソファやダイニングテーブルなどは、ハイムのグループ会社が主催する「静岡インテリア家具フェア」で購入。「部屋の雰囲気に合わせて家具を選ぶのは意外と大変ですが、コーディネーターさんが私たちの家に合う家具を提案してくれ、統一感のある空間になりました。引き渡し時には家具が設置されていて、入居後すぐに暮らせるのもありがたかったです」と奥さま。
個室ができたことで、それぞれの時間を大切にしながらも、自然とリビングに集まる居心地のよさがこの家の魅力。「家が好きすぎて、みんな引きこもり状態」と笑う奥さま。理想を詰め込んだ住まいは、家族の暮らしをより豊かに、あたたかく包み込んでいるようです。

