ル・シェモア西草深公式HP | デザインです。

DESIGN

外観完成予想CG 外観完成予想CG
想

駿府の歴史に懐かれ、
静穏を受け継ぐ地にふさわしい、
「本懐」の邸宅を求めて。

真の都心にありながら、
静穏を保ちつづけた類い稀な地。
この貴重な場所との出会いから、
プロジェクトは始まりました。
西草深の街に刻まれた系譜に想いを馳せ、
邸宅のあり方を考える。
そこから導かれたのは、奇を衒うことなく、
ここ城下町の風景にふさわしい
本流を描くレジデンスの姿です。
私たちセキスイハイム東海は、
その想いを貫くため二人の
「匠」を招聘しました。
総合デザイン監修には
建築家の岸研一氏。
そして静謐なエントランスホールの
象徴となる土壁の造形に
左官職人の久住有生氏。
本質を究めたデザインと
技を極めた芸術が調和し、呼応し、
新しい価値へと昇華する。
その希有な出会いが、
「本懐」のテーマにふさわしき
孤高のレジデンスを創りあげます。

想
外観完成予想CG 外観完成予想CG
匠

街並みに存在感を放つ、
重厚な佇まいの美しき邸宅を。

駿府城公園を取り囲む
外堀に沿った地であり、
ここ静岡のまさしく
中枢を司る地であることを意識。
歴史的で重厚な佇まいの
街並みにふさわしい、
確かな存在感を放つ、
美しい邸宅を目指しています。
空がひらけ、光の量が多く、
お濠の石垣が美しく映える・・・。
この街のそんな自然の豊かさと、
刻まれた時の深さに
インスピレーションを得て、
私たちがいま見ている歴史的風景のように、
後世の街並みに末永く遺る
建築であってほしいと思いました。

外観の設計においては、
駿府城とお濠が目の前という
恵まれた立地条件から、
飛鳥時代以降、
古来からの日本の建築様式である
「基壇」をモチーフにしました。
石積みとコンクリートによる
重厚な壁を構成し、
地に根を張ったような安定した
ファサードを表現。
各階に庇を設けることで
水平ラインを強調するとともに、
デザインを引き締める柱には
前面に深いスリットを設け、
力強くも繊細な佇まいを醸します。
最上階の軒裏は、
地上から建物を見上げたときに
必ず目に入ってくる大切な部位。
これを木目調とすることで、
奥行きの深い軒下空間をもたせ、
建物に優しさとゆとりをもたらします。

ここに住むことを誇りに、
時を経ても色褪せることのない、
記憶に残る人生を送っていただきたい。
そんな想いを設計に込めました。

マテリアル参考写真 ※1
総合デザイン監修 建築家 岸 研一

総合デザイン監修

建築家
岸 研一
Kenichi Kishi

大阪工業大学工学部建築学科卒業。
ゼネコン・設計事務所を経て、建築家岸和郎氏に師事し、
2002年岸研一建築設計事務所を設立。
京都を拠点に数多くのプロジェクトに携わり、受賞歴も多数。
人の記憶に残るデザインを心がけた建築作品を創出している。

匠

THE ENTRANCE HALL

エントランスホール完成予想CG エントランスホール完成予想CG

自然の中で感じた風や心地よさ、
日々の変化の中で見える美しさを、
壁として作り出したい

初めてこの地に立ったとき、
駿府城を眼前にした
風の気持ちよさが印象的でした。
その自然の心地よさ、
気の流れのようなものと、
人の手によって時間をかけて
丁寧に造られた城の美しさが
とても調和した場所だと思い、
ここに人の住む場所があるということにも
道理を感じたのです。
私の仕事は、
この住まいが建ったあとに、
廻りの職人さん方が造ったものを拝見して、
エントランスに入って
立った瞬間に「これだ」と思うものを
「壁」として造ること。
土地に立って感じた、
見えない風の流れや
その瞬間の風景の美しさを出発点に、
自然と人がつくるものの
「あいだ」のようなものを描く。
そうすることで、
自然を見たときに感じる心地よさに
近い作品ができるのではないかと思います。

手を触れて、
感触として「やわらかい」とか
「けっこう痛いところもある」と
感じられるようなもの。
あるいは人が
触りつづけて角張ったところが
丸くなってきたり、光ってきたりと変化して、
長い時間をかけて
美しいものになっていく、
という味わいを感じてほしいですね。
昨今の日本では少なくなってきた
「使うほどに変化していくこと」を
大切に考えられる文化になってほしい。
住む方にそのような
愉しみを味わっていただけたら、
職人としてうれしく思います。

人と遠く、
自然とも遠いモノが
増えてきている時代です。
僕はできることなら、
たとえば空の色の違い、
水の上を走る風の綺麗な形といった
日々のいろいろな
変化の中で見える美しさ、
そこで自分が感じたことを大事に、
壁として作れたらと思っています。

エントランスホール 土壁の造形 左官職人 久住 有生

エントランスホール 土壁の造形

左官職人
久住 有生
Naoki Kusumi

兵庫県淡路島生まれ。
祖父の代から続く左官の家に生まれ、3歳で初めて鏝(こて)を握る。
高校時代に渡欧しスペインでガウディ建築に触発され本格的な修行を始め、23歳で独立。
重要文化財など歴史的価値の高い建築物の修復ができる左官職人として、
国内にとどまらず海外からのオファーも多く、高い評価を得ている。

THE ENTRANCE

エントランス完成予想CG エントランス完成予想CG

外から内へと風景が連なる、
風雅な邸宅の序章。

それは住む方を心地よい
温もりで迎えるイントロダクション。
水平に伸びた門のような庇をくぐり、
両側を緑に包まれたブリッジを
渡るようにエントランスへ。
扉の先へと続く木目調の天井と
石積みの壁面によって
外と内をつなげることで、
空間の広がり、
そこから生まれる視覚的な
開放感を表現しました。
まるで回遊するように奥へ、
次々と移り変わる景色の
シークエンスはストーリーを感じさせ、
ゆったりとした
私邸のリズムへと
穏やかに誘われます。

敷地配置イラスト 敷地配置イラスト

二人の匠と造園家の美しき共演。
森の別荘地の
心地よさを都市の中に。

エントランスホールは
建築家・岸研一氏と左官職人・久住有生氏、
二人の匠の技が響き合う空間。
さらに豊かな寛ぎと住む方、訪れる方を
癒してくれる空間を求め、
造園家の荻野寿也氏を招聘しました。
単なる「植栽」でない
自然の原風景を生みだす
名人の手によって、
建物と庭が一体となって
完成する住まいを創出。
有機的で流れるような
壁の造形とともに、
まるで森の中の別荘地にいるような、
自然と呼応しながら
深呼吸できる空間が生まれます。

エントランスホール完成予想CG エントランスホール完成予想CG
響

自然の中で感じた風や心地よさ、
日々の変化の中で見える美しさを、
壁として作り出したい

雄大な富士を一望できる
駿府城公園の天守台石積みや、
春は桜、夏は紫陽花、
秋は紅葉、冬は椿など、
四季折々の花々を
眺めることができる
自然のあり方を手本に、
この邸宅の庭をつくっています。
ここで過ごす方、訪れる方に、
庭を通じて植物ならではの
爽やかな香りや風の涼しさ、
心地よさを感じていただきたい。
その思いから、庭が完成したとき
すでに何年も経ったかのような
熟成感を醸し出せる作庭を心がけました。
厳しい山の環境の中で
光を求めて育ったような
自然樹形の樹木。
足もとには、石や下草や苔など
大地を感じる素材。
そして川に見立てた
川砂利を敷き込むことで
美しく仕立て、
歳月を重ねるとさらに
一層熟成されるよう見込んで
庭をつくっていきます。

ヤマザクラ ヤマザクラ
アイダモ アイダモ
アセビ アセビ
モミジ モミジ
ジンチョウゲ ジンチョウゲ
ヤブツバキ ヤブツバキ
ドウダンツツジ ドウダンツツジ
ミツバツツジ ミツバツツジ
アジサイ アジサイ
シャリンバイ シャリンバイ
シロヤマブキ シロヤマブキ
サザンカ サザンカ
荻野景観設計 造園家 荻野 寿也

荻野景観設計 造園家
荻野 寿也
Toshiya Ogino

1999年自宅アトリエが、第10回みどりの景観賞を受賞。以降、独学で造園を学ぶ。
2006年設計部門として荻野寿也景観設計を設立。原風景再生をテーマに造園設計・施工を手がける。
著書に『荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ』がある。

響

※掲載の完成予想CGと敷地配置イラストは、計画段階の図面を基に描いたもので、外観・外構・植栽・形状・仕上げ等は実際とは異なる場合があります。またタイルや各種部材の質感や色等は実際とは異なります。
行政指導や施工上の理由等のため今後変更となる場合がありますので予めご了承ください。
植栽は育成に必要な環境の下で竣工から一定期間を経た状態のものを想定して描いており、特定の季節を表したものではありません。
※1. 同種サンプルを撮影したもので、実物と質感・色の見え方が異なる場合があります。