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【建築実例多数】勾配天井でおしゃれな空間を実現しよう!

「勾配天井」というワードを聞いたことがありますか?
屋根の勾配(傾斜)を利用して、屋根裏と部屋とを一体化させて空間を広く活用することを勾配天井といいます。

LDKを開放的にしたい、広く見せたいと考える人も多いのではないでしょうか。単に天井を高くするのとは違い、空間にアクセントがつくことでおしゃれに演出することが可能です。
ただし、デメリットもありますので、取り入れる際は十分に検討して採用するようにしましょう。
今回はこの勾配天井について解説していきます。

勾配天井とは

勾配とは傾斜の度合いを指す言葉です。

勾配の「勾」の字は勾玉(まがたま)などに使われるように、曲がる・傾くという意味があります。

配は「配分」なので、配分された曲がり=傾斜の度合いを表します。

ですので、勾配天井とは、傾斜のある天井のことを言います。
他にも「屋根勾配」「排水勾配」などといった言葉があります。屋根の傾きや、排水に必要な傾きのことを指します。

屋根勾配

勾配天井と密な関係にあるのが屋根勾配です。
屋根の形状に沿って天井を作るので、屋根の傾き具合によって、勾配天井の傾き角度も決まってきます。

屋根の勾配は尺貫法(しゃっかんほう)で表現されることが一般的です。
1寸(いっすん)が約3センチ。水平距離10寸(1尺)毎に、高さが何寸になるかという形で表現されます。

この傾斜で作られる屋根勾配を5.5寸屋根と言います。
屋根の勾配は実は様々で、3寸~5寸勾配が一般的なようです。6寸以上の勾配になると急勾配と呼ばれます。(勾配の角度にもそれぞれメリット/デメリットがあります。)

勾配のないフラット屋根の商品もありますし、豪雪地である白川郷の合掌造りの家などは勾配がかなり急だったりします。

セキスイハイムの屋根は、基本5.5寸屋根となります。(4.5寸3.8寸など商品タイプや場所によって異なる場合もあります)

よく見てみるといろんな勾配がありますね。

勾配天井のメリット/デメリット

さてここからは勾配天井のメリット/デメリットについてみていきましょう。

勾配天井のメリット

勾配天井の魅力の1つは、天井の空間が広がることによる開放感です。

単に天井全体を高くするのとは違い傾斜によって強弱のある空間になり上手に構成すればおしゃれでモダンな雰囲気だったり、リゾート感を演出することもできます。

リビングは通常の天井を採用し、奥のダイニングには勾配天井を採用した例です。
ひと続きのダイニングとリビングでありながら、天井にアクセントがつくだけでもそれぞれの空間が独立したように感じ、メリハリを感じることができます。

採光・通風にも機能する

住宅密集地や、大きな平屋建ての家を作る場合、光や風が入りにくい部屋ができてしまう場合があります。
勾配天井を利用し、そこに開口を設けることにより、高い位置からの日差しを確保できたり、窓を開けることにより風の抜けをよくしたりなどに使われる場面もあります。

勾配天井のデメリット

一方で勾配天井にはデメリットも存在します。
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天井が高いことで暖房(冷房)効率が低下する

天井を高くする分、空間が広がる為、暖めたり冷やしたりする空気量が大きくなります。

暖まる(冷える)のに時間がかかったり、エネルギー量が必要なので光熱費が嵩むことが予想されます。
また、空気の性質上、暖められた空気は上へ、冷やされた空気は下に行きます。
頭寒足熱ではなく頭熱足寒の環境になりやすいのは言うまでもありません。

また天井裏空間がなくなる為、屋根から部屋に直接熱の影響を受けることになります。

このあたりの温熱環境は、断熱性や気密性、換気の種類や方法によって影響度が大きく変わります。昔の家などは、リビング階段やこうした傾斜天井などがあまり採用されてないのは上記理由からだと推測されます。

セキスイハイムの家では、全館空調や第1種換気、高い断熱/気密性が実現できるため、勾配天井にしても影響度が少ないと思います。(私もいろいろな展示場に出入りしますが、勾配天井の影響を感じたことはありません。)

シーリングファンを付けて空気を循環させる方法もあります。
このあたりは、実際に体感してみないことにはわからない部分になりますので、勾配天井を採用したいけど、不安を感じている方は、採用しているモデルハウスや展示場、建売物件などを見学することをお勧めします。

◇合わせて読みたい◇
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メンテナンスがしにくい

次にメンテナンスのしにくさがネックになるケースもあるようです。天井が高い分、照明器具の交換のたびに足場が必要になったり、窓の掃除をするにも一苦労といった話はよく聞きます。

これは傾斜天井だけでなく、吹き抜け空間なども同じです。特にシーリングファンを付ける場合は、ほこりがたまりやすく(扇風機も汚れますよね・・・)掃除をまめにしたいのだけれども、3㍍近い脚立が必要!というようなケースはちょっと大変です。

コストがかかる

工事の作業手間が増えたり、斜めにすることによる施工面積が増えるためコストは増えます。
ハイムの鉄骨商品の場合、三角形のユニットを追加することになるので、その分の費用が増えたりします。照明器具も勾配天井専用のものを採用する必要がでてきたりします。

間取りに制限がかかる

1階のリビングダイニングに傾斜天井を採用したい場合は、その上には2階部分が作れないなど制限が出てきます。2階の寝室などに傾斜天井を作りたい場合や、平屋の場合はあまり影響はありません。

耐震性の低下に気を付ける

柱や梁といった構造だけでなく、実は床や天井も耐震性に寄与しています。
採用する場合はきちんと耐震性が確保できているのか、しっかり確認してから採用しましょう。

勾配天井を採用する際に気を付けたいこと

メリット・デメリットでお伝えした以外に勾配天井採用時に気を付けることをお伝えします。

照明計画は入念に

通常の天井であれば高さが同じで、照明の光は垂直に照らしてくれます。
しかし、傾斜天井になると高さが位置によって異なるため、均一な光となりにくい場合があります。また、傾斜面に取り付けるので、通常のシーリングライトはそもそも取り付け不可なものもあります。

先ほども書きましたが、メンテナンスのことも考慮に入れながら、ブラケットライトやペンダントライト・間接照明などをうまく取り入れながらおしゃれに照明を計画してみましょう。

アクセントクロスの貼り方を検討する

傾斜させた天井にアクセントクロスを貼りたい!と思う人も多いと思います。
天井面をアクセントにするのか、垂直面をアクセントにするのかで印象も大きく違うものになります。天井面が広い場合、濃い木目調などを貼るとむしろ圧迫感を感じるケースなどもあるかもしれませんので、いろいろと検討してみましょう。

天井にアクセントクロスがあるパターン

傾斜に沿って木目を配置しているパターンです。
こちらは長辺に沿って木目を配置しています。

船底天井と言われる両側とも傾斜になっている例です。広い面積を木目調としてあります。
少し淡いトーンで圧迫感を軽減しています。

垂直面にアクセントクロスがあるパターン

アクセントクロスの施工面積や色にもよりますが、すっきりとした仕上がりになります。

両方にアクセントクロスがあるパターン

インパクトは大です。とことんまで勾配天井を楽しみたい方にはおすすめです。

天井の傾斜に合わせたデザイン壁画がおしゃれですね。

シンプルイズベスト!

すっきり広く明るい家となりますね。開放感も感じます。

勾配天井を体感しよう

ここまでメリット/デメリットや注意点を述べてきました。まずはご自身でご体感いただくのが一番いいと思います。

開放感があっていいと思う人もいれば、リビングの天井が高くてなんだか落ち着かないといった感想を持つ人もいるはずです。
また体感温度なども是非チェックしておきたいところです。勾配天井の採用の是非に答えはありません。勾配天井が少しでも気になった方は是非お近くの展示場で、実物を体感してみましょう。

勾配天井が体感できる展示場

西部地区
浜松「平屋の家」展示場
浜北展示場
磐田展示場
中部地区
葵住宅公園展示場
焼津展示場
東部地区
伊東展示場
富士パルフェ東展示場
富士ツーユー展示場

まとめ

いかがでしょうか?
勾配天井についての解説を通じて、その魅力やデメリット、採用時の注意点についてご理解いただけたでしょうか。
勾配天井は、空間に開放感をもたらし、おしゃれな雰囲気を演出する一方で、暖房効率やメンテナンスの難しさなどの課題もあります。実際に採用する際には、これらのメリットとデメリットを十分に検討し、自分のライフスタイルや家の構造に合った選択をすることが重要です。

また、勾配天井の実際の体感は、展示場で確認するのが一番です。実物を見て、感じて、自分にとっての最適な空間を見つけてください。展示場の情報もご紹介しましたので、ぜひ足を運んでみてください。

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