マンションでの生活が続くと、やはり憧れるのが一戸建てのマイホーム。一戸建てにもいくつか種類がありますが、どのような住宅があるのでしょうか。自分にとって理想の家を持つためにも、一戸建ての種類を知り、その特性やかかる費用の違いを理解することからはじめましょう。
注文住宅と建売住宅で費用の違い
注文住宅の場合
注文住宅は、土地を購入してから自分の好みに合わせて家を作ります。そのため、土地と家づくりそれぞれに費用がかかります。(既に土地を持っているなら家の建築費のみ)ここでは土地を購入してから家を作ることを前提に紹介します。
注文住宅の費用相場
全国 | 首都圏 | 近畿圏 | 東海圏 | その他地域 | |
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家作りにかける建築費 | 2,777万円 | 2,628万円 | 2,652万円 | 2,898万円 | 2,865万円 |
土地購入費 | 1,335万円 | 2,145万円 | 1,574万円 | 1,208万円 | 897万円 |
合計 | 4,112万円 | 4,773万円 | 4,226万円 | 4,106万円 | 3,762万円 |
- 家作りにかける建築費
フラット35利用者調査報告(2019年)によると、土地代を除いた、家作りにかける建築費の全国平均は、2,777万円、首都圏では2,628万円、近畿圏では2,652万円、東海圏では2,898万円、その他の地域では2,865万円でした。
- 土地購入費
土地の購入の全国平均は、1,335万円、首都圏で2,145万円、近畿圏で1,574万円、東海圏で1,208万円、その他で897万円でした。
- 家と土地の合計
家と土地を合わせると、全国平均で4,112万円、首都圏で4,773万円、近畿圏で4,226万円、東海圏で4,106万円、その他で3,762万円でした。
注文住宅の費用内訳
家作りにかかる建築費の内訳にはどのようなものがあるのでしょう。建築費を大きく分けると次の3つになります。
項目 | 内訳 |
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本体工事費 | 仮設工事、基礎工事、木工事、屋根・板金工事、外装工事、サッシ・ガラス工事、タイル・左官工事、断熱・気密工事、木製建具工事、金物工事、電気・水道工事、空調工事、防腐・防蟻工事、内装仕上げ工事、住宅機器設備工事、太陽光・蓄電池等創エネ設備工事 など |
付帯工事費 | 屋外電気工事、屋外給排水工事、屋外ガス工事、給排水接続費用、空調関連工事、外構工事、照明カーテン工事、地盤補強工事、セキュリティ工事 など |
諸費用 | 印紙税、登記費用、住宅ローン手数料、地鎮祭・上棟式費用、各種申請費用 など |
建売住宅の場合
建売住宅の費用相場
全国 | 首都圏 | 近畿圏 | 東海圏 | その他地域 | |
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住宅購入費 | 3,442万円 | 3,833万円 | 3,259万円 | 2,976万円 | 2,794万円 |
建売住宅の場合は、家と土地がセットになります。その購入費の相場は、全国平均で3,442万円、首都圏で3,833万円、近畿圏で3,259万円、東海圏で2,976万円、その他の地域で2,794万円でした。
※出典元:フラット35利用調査報告(2019年度)
建売住宅の費用内訳
建売住宅の購入費にかかる内訳には、次のようなものがあります。
項目 | 内訳 |
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建売住宅の購入費 | 申込証拠金、手付金、固定資産税と都市計画税、印紙税、不動産取得税、住宅ローンの借入費、登記費 など |
こだわる点と妥協点を明確に
費用面で、注文住宅が高くなりがちで、建売住宅が安くなることには、それぞれ理由があります。
一般的に価格が上がってしまいがちな注文住宅でも、しっかりとした予算計画を立てて、メリハリをつけて家づくりを進めることで費用を安く抑えることも可能です。
注文住宅と建売住宅、どちらにせよ、ご自身の中でかなえたい明確なものと妥協できることをはっきりとさせておくことで、理想の新しい生活を送ることができるのでないでしょうか。