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成功事例と失敗しないためのヒント

子ども部屋の配置で家族全員が快適に!
成功事例と失敗しないためのヒント

子ども部屋の配置は、子どもの成長や家族全体の生活に大きな影響を与えます。特に注文住宅では、家族のライフスタイルに合わせた最適な配置を考えることが重要です。

本記事では、子ども部屋の配置に関する基本的な考え方から、具体的な配置のポイントまでを詳しく解説します。

子ども部屋の目的

子ども部屋の目的は、自身のテリトリーをつくり、自立性を持たせることです。

つのつく時期を過ぎたら必要と言われています。
これは、1歳から9歳の年齢で、感情や社会的な非認知能力の形成が促進される時期を指すそうです。

主に子ども部屋として使うのは、小学生~高校・大学の時期でしょう。

幼少期だけでなく、子どもが成長したとき、さらには将来的に子ども部屋として使わなくなることも含めて考えたいですね。

子ども部屋配置の基本

子ども部屋の配置を考える際には、まず家全体の間取りとのバランスを考慮することが重要です。

例えば、リビングやキッチンの近くに配置することで、親が子どもの様子を確認しやすくなります。
また、プライバシーと安全性を確保するために、階段や窓の位置にも注意が必要です。

子ども部屋の広さと家具配置

子ども部屋の広さは『4.5帖から6帖が目安』となります。

子ども部屋として使わなくなったあとは、空き部屋となってしまうケースもあります。そのため、あまり広いスペースを充てるよりも共有のスペースを広くしたほうがいいかもしれません。

ここで大事なことは、数字上の広さでなく、家具を配置したあとの過ごしやすさとなります。
置く家具が決まっていることの多い子ども部屋。家具の寸法を把握し、図面上に配置してみることで、部屋での生活に無理がないか確認してみましょう

家具の寸法を把握する

一般的なサイズは以下の通りです。

  • シングルベッド:幅97㎝×長さ195㎝
  • 学習机:幅100cm×高さ60cm 

本棚やチェストなどを置きたい場合には、どのくらいの寸法のものなら問題なくおけるか考えましょう。

コンセントの位置を考える

家具と一緒に考えたい、コンセントの設置位置です。

学習机や使いたい家電が問題なく使えそうか考えてコンセントの位置を決めましょう。
コードレスでない掃除機を使う場合には、出入口付近にもコンセントを用意すると便利です。

入居後になるべく延長コードを使わずに済むように事前に計画したいところです。

安全対策

子どもが一人で過ごすことを考えて、安全対策も考えておきましょう。

  • 部屋を出てすぐ階段になる場所を子ども部屋にしない
  • 窓の直下にベッドを配置しない
  • 家具の転倒防止対策をする

本棚は壁に埋め込みのタイプを採用するのも対策のひとつです。

収納と動線の工夫

効率的な収納スペースを配置することで、子どもが使いやすい環境を作ることができます。
成長に合わせて変化させやすい収納の工夫も重要です。また、部屋の中での動線を考慮し、片付けやすい環境を作ることも大切です。

可変できる収納にする

モノの収納場所を用意し片づける場所を決めておくことで、子ども自身が片付けをすることのできる習慣が身につきます。

収納は、子どもの身体に合った高さのものがよいでしょう。

しかしながら、成長にするにあたり身体も、洋服など収納するもののサイズも大きくなります。
幼少期に合わせた高さの収納では使いにくくなってしまいます。 収納は、成長にあわせてカスタマイズできるように、可変できるタイプを採用するとよいでしょう。

☆合わせて読みたい☆
【実例集】ウォークインクローゼットの収納術やレイアウトを徹底解説
【間取りの実例解説】整理整頓された片付く家をつくるコツと注意点

収納の位置

収納を設ける場合には、入り口から近い位置にするのがよいでしょう。

部屋の奥まったところの場合、モノを出し入れするたびに部屋の奥まで入っていかなければなりません。 部屋の奥にはベッドなどの置き家具を配置し、収納は入口近くが快適に暮らせるポイントとなります。

家族のコミュニケーションを促進する配置

リビングやキッチンとの距離を考慮することで、家族のコミュニケーションを促進することができます。

親が子どもの様子を確認しやすいだけでなく、子どもも孤独を感じずに安心感を得ることができます。 子ども部屋を通じて、家族全員が快適に過ごせる環境を作ることができます。

広さ別実例紹介

セキスイハイムの展示場から、広さ別の子ども部屋をご紹介します。

平屋4.2帖の子ども部屋

4.2帖という広さながら、ベッドと学習机を置いてもゆとりのある配置です。
扉は引き戸を採用。キッチンの横に配置し、孤独を感じさせません。

方位は北側です。安定した自然光と静かさの北側は子どもが勉強に集中しやすい環境です。
洗面横にファミリークロークを設けているため、居室には収納を設けていません。
洋服が一か所で片付くので、仕舞う手間も省けます。

5.5帖の子ども部屋

5.5帖+収納のタイプ。
長方形タイプの部屋で、ベッドと学習机がぴったりと収まります。南面バルコニーへ出られる大きな掃き出しの窓がついていますが、学習机を置く場所には直射日光が当たりにくいよう窓が設置されています。

また天井が高く、その傾斜天井にストライプのアクセントクロスを貼ることで、空間の広がりをもたらし、広さを感じさせます。

5.9帖の子ども部屋

ゆとりのある5.9帖の部屋。
付帯して1.3帖のウォークインクローゼット、収納もあるタイプ。

これくらいの広さがあれば、ベッド・学習机のほか本棚やチェストなども配置できます。出入り口付近の壁沿いに本棚を置けば、学習時には気の散るものは目線に入らないので集中できます。

まとめ

子ども部屋の配置は、家族全員が快適に過ごすために非常に重要です。
注文住宅で理想的な子ども部屋を実現するために、本記事で紹介したポイントを参考にしてください。
子ども部屋の配置を工夫することで、子どもの成長をサポートし、家族全員が快適に過ごせる環境を作りましょう。

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