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メリット・デメリットを解説します。

【実例充実】セカンドリビングってあると便利?
メリット・デメリットを解説します。

セカンドリビングの設置を検討している皆様に、セカンドリビング設置の際の注意点やアイディアや実例などを紹介していきます。
セカンドリビングってあったほうがいいの?そもそも何に使うの?などと悩んでいる皆様必見です。

セカンドリビングとは

セカンドリビングとは、メインのリビングルームとは別に作られた家族団欒スペースを指します。
2階リビングと似たような響きもありますが、2階リビングは2階に作られたメインとなるリビングルームのことを言います。

そもそもリビングって何をするところ?

リビングの語源は、living-room という英語から来ています。

直訳すると、生活する、生きるための部屋となり、家の中で日常的に使われる一般的な部屋を指します。
ソファーとテレビを置いて家族がくつろぐための空間というのが皆様のイメージではないでしょうか。

リビングの歴史

実は、”Living room” という言葉が使われ始めたのは19世紀後半から20世紀初頭にかけてのことです。
それ以前は、家族が集まる主要な部屋は “parlor”(パーラー)と呼ばれていました。パーラーは、主に客を迎えるための部屋として使われていましたが、次第に家族が日常的に過ごす部屋としての役割が強調されるようになり、”living room” という言葉が使われるようになりました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、家庭生活のスタイルが変化し、家族が一緒に過ごす時間が増えるようになりました。この変化に伴い、家族が集まる部屋の役割も変わり、よりカジュアルで日常的な空間としての “living room” が登場しました。
パーラーが主にフォーマルな客間として使われていたのに対し、リビングルームは家族がリラックスして過ごすための部屋として位置づけられるようになりました。

日本においても、リビングルームという概念は西洋の影響を受けて普及しました。
特に戦後の高度経済成長期において、洋風の住宅が増え、リビングルームが一般的な住宅の間取りに取り入れられるようになりました。
日本語では「リビング」や「居間」として知られ、家族が集まる主要な居住空間として広く認識されています。アニメ「サザエさん」などではリビングではなく「茶の間」スタイルですね。

セカンドリビングの定義

前置きが長くなりましたが、リビングは「家族が集まる部屋」なので、それぞれの個室ではなく、家族がみんなで集まれる空間であれば、リビングと定義できます。
ですので、広めの2階ホールにソファーを置いておけば、それもセカンドリビングといえますし、ヌックのような空間もセカンドリビングと言えます。
家族みんなで楽しめるシアタールームなどもセカンドリビングと言えるでしょう。

セカンドリビングのメリット/デメリット

では次にセカンドリビングの設置のメリット・デメリットを見ていきましょう。

セカンドリビングのメリット

セカンドリビングを設置することで(設置の仕方や部屋のサイズにもよりますが)以下のようなメリットが得られます。

家族が程よい距離感でつながれる

家族のコミュニケーションも大切ですが、一人になりたい時間もありますよね。
また、子供が友達を連れて遊びに来た際にも、リビングとは別に遊べる空間があれば、親も子も友達もストレスを軽減できるかもしれません。

個室にこもってしまうと家族の気配を感じることが難しくなりますが、セカンドリビングで緩やかにつながっていることで、自分の時間も充実しつつ、家族とのつながりを感じられるかもしれません。

将来の変化にも柔軟に対応できる

家族構成や、ライフスタイルも生活の中で変化していきます。

例えば1階にセカンドリビングがあれば、将来2階の寝室に行きづらくなってしまったときに、1階の寝室として利用することができるかもしれません。
転職などでリモートワークが多くなってしまった場合には、仕事スペースとして利用することも可能です。

趣味や仕事、ゲスト部屋など多目的に利用できる

セカンドリビングは、多目的スペースとして利用することができます。
例えば、ホームオフィス、趣味の部屋、子供の遊び場など、用途に応じて柔軟に使い分けることが可能です。これにより、普段の生活が充実し、生活の質が向上するかもしれません。

また「客間」を設置するご家庭は減ってきましたが、来客がなくなるわけではありません。
客間をお客様だけの部屋として設置するのは、使わない時間のほうが長くもったいない気がします。
ですのでセカンドリビング兼ゲストスペースとすれば、活用の幅が広がります。

デッドスペースの有効活用に

廊下の一部や、設計上どうしても出てきがちなデッドスペースをセカンドリビングとして利用できれば、小さな空間だとしても普段の生活の「味変」を楽しめるスパイスとなるかもしれません。

セカンドリビングのデメリット

セカンドリビングの設置には当然デメリットも発生します。順にみていきましょう。

コストの増加

デッドスペースの有効活用であれば問題ありませんが、セカンドリビングとしてあえてスペースを確保するのであれば、その分建築費用は嵩(かさ)みます。
2階の空間が余るのであれば、下屋にしたり、バルコニーにしたほうが安く済む場合が多いです。

結局利用しない

多目的に使える=専用の用途がないとも言えます。

結局はメインのリビングだけしか使わず、セカンドリビングは誰も利用しないというのはありがちなパターンです。
セカンドリビングを設置する前に、自分たちの生活スタイルをよく検討してみましょう。
セカンドリビングよりも収納を充実させたほうが、生活の質や利便性が向上するかもしれません。

空調問題

2階の廊下やホールの延長にセカンドリビングを作る際には、空調をどうするかも検討しておく必要があります。

夏は暑く、冬は寒い空間にしてしまうと不快な空間になってしまいます。
また、そのために空調を設置するとほぼ全館空調のように家全体を温めたり冷やしたりする必要がでてくるので、光熱費が増加します。高断熱・高気密な住宅をお勧めします。

家族の分散

程よい距離感でつながれればよいですが、旦那は常にセカンドリビング、妻はメインリビングにいて、会話がなくなるといった断絶が起こる可能性もあります。
ただこれは、セカンドリビングを作らなくても起こりうるものですが・・・

セカンドリビング活用アイディア

ここからはいくつかのセカンドリビングのアイディアを紹介します。

子供のために活用

  • 子供が友達を連れてきたときに遊べる空間
  • ピアノなど習い事のための空間
  • 宿題や勉強のための空間
  • ゲーム(テレビゲーム、ボードゲームなど)のための空間

大人のために活用

  • バーカウンターを設置してお酒を楽しむ空間
  • 在宅ワークスペースとしての空間
  • 趣味のための空間 ・フィットネス(ヨガ・筋トレ等)のための空間

家族みんなのために活用

  • 演奏や音楽、映画を楽しむ空間
  • 図書館・読書のための空間
  • ゲストルームとしての空間
  • ペット(水槽などもいいですね)のための空間

セカンドリビングの実例紹介

掛川市H様

H様は2世帯住宅でありながら、親世帯のLDKとご自身の世帯のメインLDKとは別にセカンドリビングを設置されました。

当初の目論見は仕事での利用をメインに想定されていましたが、実際には仕事はメインリビングですることが多く、ゲームをする部屋として子供たちが喜んで使っているそうです。

この実例を詳しく見る▸

静岡市E様

まだ子供が小さなE様は2階に15帖ほどのセカンドリビングを設置されました。

ポップインアラジンを設置し映画鑑賞などもできる空間に。
子供がまだ小さい為、ベビーサークルを設置していますが、子供の成長とともに可変できる空間となっています。

この実例を詳しく見る▸

セカンドリビングを採用した住宅展示場

葵住宅公園展示場

家族みんなで広くのびのび暮らし、外出をしなくても外出した気分になれて、非日常性が感じられる暮らしをイメージしています。2階の階段を上がった先に、テイストの異なるセカンドリビングを設置することで、豊かな暮らしが実現できます。

間取り図等はこちら▸

浜松パルフェ展示場

1階に設置した圧倒的な開放感を感じるメインリビングとは対照的に、2階には8.5帖のコンパクトなセカンドリビングを設置。落ち着いて過ごせる空間となっています。

間取り図等はこちら▸

磐田展示場

こちらも廊下の一角を利用したセミオープンなセカンドリビングです。廊下と緩やかに分けたことで、落ち着いた空間となり学習にも、読書にも、リモートワークにも最適です。

間取り図等はこちら▸

三島第一展示場

こちらも吹き抜けに面した廊下にセカンドリビングを設置しています。 吹き抜けと大きな開口が空間の広がりを感じさせ、植栽の緑がより心地の良い空間を演出してくれています。

間取り図等はこちら▸

三島第三展示場

吹き抜けに面した廊下スペースに大容量の本棚とともに設置した明るく開放的なライブラリースペースのセカンドリビングです。美しい格子や木材が、柔らかさやぬくもり、やさしさが感じられるリラックスできる空間です。

間取り図等はこちら▸

静岡パルフェ展示場

外のカフェに行かなくても、家のなかで子供を遊ばせながらゆっくりお茶ができる空間として設計しています。家でゆっくりと女子会ができる夢のような空間です。

間取り図等はこちら▸

富士第一展示場

バルコニーであってもそこに家族が自然と集まるのであれば、セカンドリビングと言えます。3階のバルコニーからの眺望は素晴らしく、わくわく感のある空間です。

間取り図等はこちら▸

いかがでしたでしょうか。

多様性のあるセカンドリビングは、遊び心も刺激され楽しい空間が作ることができます。
是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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